
当社への注文で大きな割合を占めるのは、自動制御盤です。 自動制御盤は、生産設備やさまざまな機械装置、FAラインなどをコントロールする重要な役割を担う装置です。 高性能なコントローラを中心に電源やさまざまな部品が板金の箱に配置され、整然と配線され、電気や信号を供給し、盤の外の装置をコントロールします。 電線は沢山の種類や本数です。何か目印がないとそれぞれの電線の行き先が迷子になってしまいます。 そんなわけですから、迷子にならぬよう電線の両端には目印が必要不可欠です。 その目印がマークチューブです。 マークチューブは、通常、ビニール製の何も書いていない白いチューブが一巻きになっています。電線の太さにちょうどいいチューブを選んで、目印となる記号や番号を捺印機で捺印し決められた長さにカット。これで目印となるマークチューブが完成します。 自動制御盤を製作するグループでは、この作業が頻繁に必要となります。 そこで、さまざまな種類のチューブを棚にまとめ、それぞれ取り出しやすいように工夫し、棚の上部には捺印機を設置して、作業の際の注意事項などを捺印機の前に掲示。いわばマークチューブ製作ステーションを自作し使っています。 細部を見ると女性社員たちの知恵が沢山詰まっているのが良くわかります。 弊社にお立ち寄りの節は、ぜひご覧になってください。 マークチューブの製作に関する改善提案のご紹介でした。 (S.F)