私が所属する製造部では、沢山の工具を使用して組立を行っています。 その中でも、ドライバーやニッパーなどの使用頻度が高い工具は各自所有しています。 使用している工具は同じメーカーの同じ種類で大体揃えているので、 必然的にみんな同じ工具を持っていることになるのですが、みんな同じメーカーの同じ種類の工具をもっていたら、混ざってしまった時に、どれが自分のなのか分からなくなる可能性が高いと思われます。 ところが、みんな自分の工具が分かっています。 工具に名前が書いてあるんでしょ?と思われるかもしれませんが大体の人は書いていません。名前も書いていないのに、どうして自分の工具がわかるかというと、、 「なんとなく使った感じがいつもと違う」 からです! はっきりしない答えかもしれませんが、結構重要なことで、「ドライバーの握り心地が違う」、「電ドラの回転音が違う」、「ニッパーの切れ味が違う」、「汚れ具合が違う」 そのほか色々ありますが、少しの違和感を感じ取って判断しているみたいです。 これは、道具を大切に長く使っているからこそわかることで、とてもいいことだと思っています。 ※全部名前書いた方が一番いいですけどね。 工具に限らず、仕事をしていく中で、いつもと何か違うという違和感を察知できるかできないかで品質やサービスというのは大きく変わっていくのではないかと思います。 今後も、このような気づきの感性を磨いていこうとおもいます。