技術部のＹさん、卒業した学校ではCADなど全く学習する機会はありませんでしたが、職場の先輩からの指導で、今では3D-CADも2D-CADも、その操作にかけては今では先輩を追い越すほどになりました。最近ではお客様からも確かな信頼を得ています。 そのＹさんが、技能検定の「シーケンス制御作業」取得に向けて、現在特訓中です。 この「シーケンス」という言葉を、皆さんはご存じでしょうか。 英語でいうと「sequence」です。 辞書で引くと、「連続」とか「帰結を伴う一連の出来事」とか出ています。 当社の仕事のひとつに「自動制御盤」の製作がありますが、「シーケンス」という言葉は「自動制御盤」は切っても切れぬ関係にあります。 「自動制御盤」は設備や機械を動かす「電気信号」をコントロールするために必要なものです。 「盤」の上には様々な部品が系統立てて配置され、それらの部品の間を様々な電線が配線されます。その上を「電気信号」があらかじめ決められた通り自動で流れることで、設備や機械が正しく動くのです。 私たちの仕事でいう「シーケンス」とは、設備や機械を決められた通り連続的に制御することを指し、総称して「シーケンス制御」といいます。 一般的に、「自動制御盤」の中央には PLC ( Programmabl Logic Controller ）という部品を配置し、この中に、設計した「シーケンス制御」の情報を書き込み、それに基づいて設備や機械を動かすのです。 Ｙさんの技能検定への挑戦、応援しています。